大槌刺し子プロジェクトへの刺し子糸支援キャンペーンについて

2013年11月27日

被災地支援として活動してきた大槌刺し子への刺し子糸支援キャンペーンについて、引き続き報告致します。

2011年6月に大槌復興刺し子プロジェクト(当時)の皆様と出会って以来、大槌刺し子には多くの刺激を頂いて参りました。

本舗飛騨さしこの当時社長の長男として、「刺し子の存在意義」に悩み、会社の社会的存在理由にすら疑問を持っていた当時。大槌刺し子を始められた関東地方の有志の方々や、運営母体となったテラルネッサンスの皆様、そして現地で刺し子を始められた多くの刺し子さん達(西水さん曰くの観音様達)に、改めて刺し子の素晴らしさ、そして手仕事の持つ潜在的な力を教えて頂きました。そして飛騨さしこが担うべき役割と、その存在意義も。


それほど大きな存在である大槌刺し子。
少しでもプロジェクトの力になれないか…と始めたのが、支援糸キャンペーンでした。刺し子をする際に絶対的に必要なのが刺し子糸です。私ども飛騨さしこは、その刺し子糸の品質には絶対の自信を持っており、プロジェクトの皆様とお話させて頂く中で、形になったのが、このキャンペーンでした。



毎月継続的なご支援を頂き、今月25日時点にて、

「2,532口」のご支援を頂きました。

*会社のウェブサイト閉鎖に伴い、報告ページも閉鎖となってしまいました。11月中に頂いた糸もここに勿論含まれています。ウェブをもう一度確認し、報告ページだけ公開できないか、もう少しお時間を下さい。


上代金額にして、120万円を超える大きな支援を頂きました事、ブログという形式ではございますが、心より感謝申し上げます。本当に、本当にありがとうございました。


当初は頂いた口数をそのまま大槌に送っていたのですが、その後大槌での保管スペース等の考慮もあり、ジャストインシステムというか必要な時に必要なだけを送る手法を取っていました。そして、今月末、292口の分の糸(=292カセ)の糸を大槌にお送りして、この支援キャンペーンの終了とさせて頂く所存です。


「大槌と飛騨高山を支援糸で結びたい…」

と、だいたいの大槌と高山の距離、そしてテラルネッサンスさんの掲げる10年間の支援を鑑み、800km分の糸を卒業目標にしておりましたが、約370km分の支援、と文字通り志し半ばで終了してしまう事、残念で仕方ありません。今後、会社と相談し、もしこの支援糸を続けていく事が可能な準備が整いましたら、私個人のプロジェクトとしてでも進めていければと思っています。状況は変化しましたが、僕の想いや考え方が変わったわけではないので。


無印良品さんとのコラボであったり、
職人気質の飛騨さしこではできなかったような作品作りであったり、

っと大槌刺し子は日々進化を遂げている様に感じています。

昨年の2月3月の滞在以来、直接のご支援に関してはご無沙汰をしてしまっているのですが、いつまでも応援しています。


ご縁を頂き、大槌&遠野に多くの仲間ができました。
いつも刺し子さんに「帰っておいで」と言って頂ける想いたっぷりの場所となりました。

またいつか、大槌に足を運んで皆様と笑い合える日を心待ちに、また僕なりのスタートを切れればと思っています。今後、大槌刺し子の現地事務所の責任者の方と相談して、また大槌刺し子からもご報告を頂くことも考えています。落ち着いた後は、今迄の報告ページと共に皆様に紹介できればと思っております。


今迄、ありがとうございました!


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Posted by A. at 15:51│Comments(0)刺し子
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