大槌復興 刺し子プロジェクト

A.

2011年06月28日 23:55


あの大震災から4ヶ月弱。

日本を離れてしまい、ニュースを見る機会がなくなった為か、もしくは時間の流れがそうさせるのか、当時煮えたぎる様に燃えていた復興への協力の意思がぼんやりとしてしまっているのを感じていました。


義援金を送るだけでいいのか?
現地に行けなかった僕が他にできる事はないのか?


そんな気持ちを、もう一度蘇らせてくれたプロジェクトに出会う事ができました。


【大槌復興刺し子プロジェクト】
http://osp2011.web.fc2.com/

刺し子を生業とし、刺し子で生活をしている自分。

刺し子という手工芸を通して、被災地復興のお手伝いができるかもしれない。そう思った時にはもう事務局へ向けてメールを書いていました。海外にいながら、被災地の皆様と一緒に刺し子をする機会もなく、また事務局へ寄付をしたわけでもないので自己満足なのかもしれませんが、僕個人として、そして会社の三代目として全力で協力できれば…と。


針と糸と布があればできる仕事。
実用的な芸術、そして何よりの用の美。

シンプル性の中にある奥深さ。

なによりも手作りの不均一性と、そのヌクモリ。

有志の方がこのプロジェクトを始動して下さった事に心から感謝をし、実際に被災地で刺し子をしていらっしゃる方々へ心から応援の気持ちを送り、このプロジェクトが長期的に雇用の面でも、経済の面でも、そして芸術工芸の面でも大きくなっていく事を心から祈念しております。


もしかしたら、凄いライバルを育てているのかもしれないなぁなんてふと思ってみたり。
でも、ずっと言っているように、刺し子のような工芸品の世界には今、資本主義的な勝ち負けは存在していないような気がするのです。共に努力をし、切磋琢磨をし、刺し子に関わっている一人として刺し子の世界を広げていけたら、それに勝る未来はないと確信しています。


ウェブを始めとした自社メディア。
そして様々な側面からこのプロジェクトを紹介し、協力していければ素晴らしいと思っております。


大槌復興 刺し子プロジェクトの皆様。今後ともよろしくお願い致します。

このブログを読んでくださっている皆様、また刺し子好きな皆様。ご協力をお願いするときがあると思いますが、何卒ご協力頂けます様お願い申し上げます。



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